NPO法人代表者インタビュー「NPOエール」始めました

NPO法人あかりプロジェクト

「NPO法人に興味がある」、「社会起業を考えている」…けれど不安や迷いもいっぱい…。そんな方々の不安や迷いを少しでも解消するためにNPO法人を運営している方々にインタビューを行い、生きた言葉を掲載していきます。これからNPO法人を立ち上げようと考えている方々に石川県金沢市よりエールをお届けいたします!

まず記念すべき第1回目はこちらのNPO法人様です。

No.001「NPO法人あかりプロジェクト様」

【団体概要】
団体名:NPO法人あかりプロジェクト
事業開始年月:2008年7月
所在地:石川県金沢市
代表者:村田いづ実
URL: http://future-butterfly.net/
事業目的:摂食障害からの回復に必要なサポートを当事者の視点から考え実現すること、および摂食障害の背景に潜む社会問題の解決をはかること

【インタビュー】
聞き手:ひがし行政書士事務所 代表 東 真稔(ひがし・まさとし)

■ 任意団体からNPO法人へ。選択の決め手は世の中の“イメージ”

東)村田さんは2012年の3月にNPO法人として活動を開始されたんですよね?
村)それまでは任意団体として活動していました。任意団体として活動を始めたのは2008年ですから・・・現在7年目ですか。もう7年も活動しているなんて、自分でもビックリです(笑)

東)任意団体からNPO法人に形態を変えた理由は何ですか?
村)活動を始めた時、ソーシャルビジネス(社会的事業)の先輩たちから「形態を決めるのは活動の方向性が固まってからでも遅くない」と聞いていたので、当分の間は任意団体で活動を続けていました。ただ、活動が広がるにつれて「医療機関や行政との連携を考えたい」「任意団体では申請できない助成金がある」といったことが分ってきて、これは任意団体でなく何かしら法人形態にする必要があるな…と。

東)法人形態もいろいろありますよね?
村)その辺りはどんな形態が自分たちの活動にマッチするのか、いろいろ調べて比較検討しました。それで最終的に一般社団法人にするか、NPO法人にするかというところまで絞ったんです。

東)一般社団法人か、NPO法人かという選択でNPO法人を選んだ決め手は何でしたか?
村)私たちの場合は、世の中の人たちから見た場合の“イメージ”ですね。

東)世の中の人たちから見た場合の“イメージ”…ですか?
村)私たちの活動は“摂食障害”という病を扱うので、今後福祉や医療分野の方との連携もあるかもしれない…と考えた時に、一般社団法人とNPO法人のどちらが受け入れてもらいやすいのか、世の中の人たちが抱くイメージ的にどちらが良いか、そんなふうに考えてみたんです。

東)なるほど、NPO法人のほうが受け入れてもらいやすい…と。
村)そうです。NPO法人という響きのほうが、一般社団法人より柔かい印象で、私たちの活動に合っていると思いました。

■ 法人化にともなって、各自の立場や役割が明確に

東)NPO法人になって、利点はありましたか?
村)それはありましたね。まず法人化にともない理事や正会員、賛助会員など各自の立場が決まったので、それぞれの役割も明確になったこと。それと活動計画や活動予算を総会で審議する義務が生まれたので、必然的に運営の仕組みが整ったことです。
東)NPO法人は組織のあり方など明確に整備する必要がありますよね。
村)はい。NPO法人には比較的信頼性が高いイメージがあると思うんですけど、それは組織形態の明確さ、活動計画や決算書の透明性の確保、この2点が備わっているためなんだと思います。

東)任意団体からNPO法人に移行する時は大変でしたか?
村)仲間内に「NPO法人にしたら活動メンバーの自由がなくなってしまうんじゃないか?」とか、「事業内容が制約されるんじゃないか?」なんて移行を心配する声があったのも事実です。そこで当初は“事業と組織は別”と考え、活動メンバーは法人組織に参加するもしないも自由という、無理のない方向で進めました。

東)なるほど、“無理な移行をしない”という考えは参考になりますね。そんなお話をうかがうと、比較的ゆっくり活動されているようにも思えるんですが(笑)、実はあかりさんは石川県だけにとどまらず、東京や関西にも活動を広げられていますよね? NPO法人を作り、更に活動を広げるとなると相当大変だと思うのですが、そういった“活動を活性化させるコツ”みたいなものがあったら教えていただきたいんですが…。
村)活動拡大というのはちょっと大げさですが(笑)、活動を活性化させるためにはウェブサイト・メールマガジン・メール・スカイプ・グループウェアなどの“インターネット・ツールを上手に使う”ということでしょうか。

東)インターネット・ツールは今やどんな活動においても切り離せないものですが、それを使ううえで意識していることはありますか?
村)今までの経験で、活動には各地域のメンバーが“主体的かつ自由に活動する環境や雰囲気作り”がとても大事だということを感じています。それを実現するためにインターネット・ツールを使って活発に意見交換し「自分たちが一緒に活動を創り上げるんだ」という主体性を全員が持ってもらえるといいなと思っています。

東)企業や団体にとって今後インターネット・ツール使って組織を活性化させていく動きは、ますます重要になっていくでしょうね。

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ウェブサイト「NPOエール」とは

「NPO法人に興味がある」、「NPO法人の立ち上げを考えている」…など、NPO法人に興味を持っている方々の不安や迷いを解消しようと、石川県のひがし行政書士事務所代表、東真稔が立ち上げたウェブコンテンツ。実際にNPO法人を運営している方々にインタビューした生きた言葉を掲載し、これからNPO法人を立ち上げようと考えている方々にエールを届けることを目的としている。