NPO法人で助成金を獲得するには

NPO法人の助成金

助成金に応募したけれど審査に通らなかった方、これから助成金を獲得しようとお考えの方へ。助成金の審査に通るためには最低限、これだけは頭に叩き込んでおきましょう。

助成金に「想い」という審査項目はない

何かことを成すにあたり情熱や想い、志は大切です。どんなにすばらしい計画があっても 何が何でも成し遂げてやるという志や情熱がなければ、事業を継続させていくことは難しいでしょう。

ただし、助成金の審査には 「想い」とか「情熱」とか「志」とか そのような「国語的」な審査項目はないんですよね。そもそも審査をする側の人たちに、 申請者の「想い」を評価する権限などありません。無理やり評価しようとしたらと、審査員の主観や私情が入り公平性がなくなってしまいます。

審査基準はその助成金の募集要項にきちんと書かれていますので、どこを見られるのか、しっかり確認してから事業計画を立てましょう。

事業計画書は国語ではなく算数

審査に通らなかった方が「私の想いが届かなかった」と愚痴をこぼしても、そもそも審査項目に「想い」というチェック欄はないのですから当然です。審査員には、なぜ助成先をその団体に決定したのかという説明責任がありますから、私情を持ち込まず、粛々と審査項目に沿って審査をしていきます。

そのため、想いだけを申請書に綴っても審査には通らないのです。しかし、残念ながら、このような想いを語る「物語型の事業計画書」を 作成して、提出してしまう方が非常に多いのが現実。

審査員に判断してもらうための根拠を示す

事業計画書は想いではなくデータがすべて。 主観ではなく客観的に判断できる根拠がすべて。このような言い方をすると冷たくドライに聞こえるかもしれませんが、資金提供者側からすれば当然のことと言えます。助成金は余っているお金をあげるものではなく投資なのです。 国の財源や企業の寄付金などの大切な財源を、 「何となく何か良いことしたいだけの人」に 投資するなんてことはできないのです。

私自身も収益の5%をNPO法人や社会貢献活動に寄付しているため、提供者側の心理としては 確かにそう感じることもあります。私的な寄付は、「あの人頑張ってるし・・」という想いなどの私情も入りやすいので、それで寄付先を選定することもあるでしょう。ただし、公的な助成金獲得の場合、「想い」だけで審査に挑むことのないように 算数の事業計画書、ちゃんと作りましょうね。