静岡県のNPO法人「森の蘇り」さん

静岡県 NPO法人設立

手入れが行き届かず荒れ果ててしまった林を明るい森に変える。静岡県のNPO法人「森の蘇り」の理事長、大西義治さんがそのような想いで「皮むき間伐」の普及に取り組んでおられます。4月25日に静岡県の御殿場市の人工林で「きらめ樹(き)フェス」を開催し、立ち木の皮むきを実演しながら人工林再生の重要性を訴えました。

皮むき間伐で明るい森を蘇らせる

高度成長期に植えられたスギやヒノキの人工林は間伐の時期を迎えているのですが、この半世紀の間に輸入材が普及して国産材の市場は縮小してしまいました。林業の従事者も減少し、手入れされずに密植状態に陥った人工林は下草も育たない暗い森になってしまいます。さらに倒木が地表をはぎ取ると、土砂災害も招きかねない危険な状態なのだそうです。

そんな現状を打開する策として、大西さんたちが取り組む「皮むき間伐」があります。間引きする木の樹皮をはいで立ち枯れさせ、約1年後に伐採する方法です。枯れながら乾くため軽くなり、楽に搬出できるというメリットがあります。今回の「きらめ樹フェス」にはウェブなどで知った家族連れの方々が約140人が集まったそうです。なんと新潟県から静岡まで訪れた人もいたそうですごいですね!この日は1時間の作業で約100本の樹皮を剥ぐことができました。

日本の森を蘇らせることで世界の森を守る

切り倒した丸太はさらに乾燥させてから床材や壁材に加工したり、家具や楽器、まな板などにも用いられるそうです。この日は森の見学ツアーもあり、光が届く場所では木が芽吹いている様子を観察。会場では間伐材を断面が6角形になるように成形して組んだログハウスの展示や、間伐材で作った楽器の販売、地元の食材を使った屋台なども出ており、終日にぎわいをみせていたようです。皮むき間伐が進み日本の森を有効活用できれば、結果として世界の森を守ることにつながりますね!

NPO法人「森の蘇り」さんのホームページはこちらからご覧いただけます。

>>http://mori-no-yomigaeri.jimdo.com/