石川県のNPO法人「ふれあい工房たんと」さん

石川県NPO法人設立

障害のある人も生き生きと働ける場所を作ろうと、2008年にNPO法人「ふれあい工房たんと」が石川県金沢市内に設立されて7年。今日は弊所と同じ所在地の石川県金沢市のNPO法人さんをご紹介いたします!

たくさんの「楽しい」が生まれる場所

現在は、お弁当の調理などを手がける就労継続支援事業所を金沢市内3ヵ所で運営し、障がい者の方々が約40名お仕事をされています。「たんと」という名称は、金沢弁で「たくさん」という意味があります。「たくさんの人たちが関わって、楽しく過ごせる場所にしたい」との思いがNPO法人の名称に込められています。

理事長である酒井さんご自身も車椅子生活を送っておられます。調理師として金沢市内の大学食堂で働いていた34歳の時に、車の交通事故のため、頸椎を圧迫骨折、下半身に重い障害が残ることとなってしまいました。

当時は「死にたい」という絶望感に襲われ、ふさぎ込んだそうです。そんな気持ちを変えたのは、同じような境遇の人たちとの出会い。現在では「『障害者』だと思わず、みんなで一緒に楽しいことをしたいと思えるようになった」と気持ちも一新。障害者スポーツの指導員の資格を取得されて、誰もが気軽に参加できるフライングディスクの普及に力を入れ、2004年には石川県障害者フライングディスク協会を設立し、今も理事長として競技の魅力を伝えていらっしゃいます。

地域を活性化させる就労支援事業

NPO法人ふれあい工房たんとでは、障害を持つ就労者と雇用契約を結ぶ「A型」と、契約を結ばない「B型」の事業所を運営しています。A型では、カレーやスープなど1日70〜90食分の昼食を作り、金沢の高校や福祉施設など市内8カ所に届けています。

自らも調理師資格を生かし、約10人の就労者とともに腕を振るい、あっさり味の「たんとカレー」は看板商品として人気なのだとか。酒井さんは「地域を活性化させ、利用者の喜びや生きがいにもつなげる。それが私たちの仕事だ」と胸を張ります。

たしかに事故で人生は変わったかもしれません。でも、それは必ずしも悪い意味ではなく「視野が広がったし、福祉に携わる県内外のたくさんの人たちとも出会えた。いま幸せです」と前向きにとらえていらっしゃいます。そんなNPO法人ふれあい工房たんとさんを、同じ金沢でNPOに関わる行政書士として応援していきたいと思います!