NPO法人の役員に家族は入れられるか?

NPO法人の家族規制

NPO法人を設立するにあたって役員を最低4名選任しなければなりません。例えばご家族で事業をやっていこうとお考えの場合、家族は何名まで役員にすることができるのでしょうか?

各役員のそれぞれの親族が、1人を超えて役員の中にいてはいけない。

NPO法では役員になれる親族の数を制限しています。これはNPO法人が広く一般市民に開かれた団体であるとの趣旨から、同族支配が色濃くならないようにこのような制限が設けられています。

ここでいう「親族」とは、配偶者と三親等以内の親族を指しています。あくまで「役員」に親族の人数制限があるだけで、一般の社員(メンバー)には何ら親族の人数制限はありません。

まず制限のひとつがこちら。「各役員のそれぞれの親族が、1人を超えて役員の中にいてはいけない」。これだけですといまいち意味が分かりませんよね。どういうことかと言いますと、つまり、役員の中にその役員の家族は1人しか入れられないということです。

例えばAさんが理事長で奥さんと子どもを理事にしたいと思っても、奥さんと子ども2人とも役員にすることは出来ません。自分1人+奥さんか子どもどちらか1人となります。

役員とその親族を合わせた人数が、役員総数の3分の1を超えてはいけない。

2つ目の制限がこちら。「役員とその親族を合わせた人数が、役員総数の3分の1を超えてはいけない」。こちらもややこしい規程で意味が分かりづらいですよね。

どういうことか言いますと、先ほどのように自分1人と親族1人を役員にしたい場合、役員の総数が6人以上いないと駄目ですよ、ということです。そのため役員総数が最低の4人の場合は、6人以上ではないため親族は1人も入れることができず、4人とも「他人」でなければなりません。

親族規定はややこしいので専門家に相談を

このように役員の中に親族を入れる場合は、ややこしい人数の制限があります。自分たちで良く分からないまま話を進めてしまい、設立総会を開催し、申請書類を作成し、いざ申請したものの行政から指摘を受けて一からやり直し・・なんてことにもなりかねません。役員の中に親族を入れる場合は、一度、専門家にご相談されることをおすすめします。