NPO法人の事業計画書のつくり方

NPO法人の事業計画書のつくり方

「事業計画書」というものに不慣れな方には、頭を悩ませる書類の1つと言えるかもしれませんが、難しく考える必要はありません。NPO法人の事業計画書について初心者にも簡単に分かりやすく解説してみました。

事業計画書はあなたの頭の中にある

NPO法人設立の際に設立初年度と2年目と2年分、事業計画書を作成する必要があります。事業計画書はNPO法人設立申請書類の中の1つでもあるので、必ず作成して行政に提出しなければなりません。事業計画書というと何か難しいイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、これからボランティアではなく「NPO法人」として事業を行っていくわけですから、無計画に何となく進めていくのではなく、しっかりとした計画を立てて実行していく必要があります。

でも難しいと先入観を持ってはいけません。事業計画は難しいものではありません。なぜならそれはすでにあなたの頭の中にあるからです。それを可視化するだけで良いのです。

いつ、どこで、だれに、なにをしますか?

あまり難しく考えず、
・月に何回(年に何回)くらい、
・どこの施設等で、
・どこの住人の何人くらいに、
・どんなサービスを提供するのか、
考えてみましょう。

これは1つではなく、ご自身のNPO法人でやろうと考えている事業についてすべて考えてみます。そして頭で考えているだけでは可視化できないので、メモ等で良いので、必ず紙に書き出してみましょう。

出ていくお金はどれくらい?

紙に書き出したら、その内容で事業を行った場合、どれくらいのお金が必要になるのか考えてみましょう。まずは出ていくお金ですね。

・それをするのに会場代はいくらかかるのか?
・スタッフの日当や交通費はいくら必要か?
・それを行うのに備品などの経費はいくら必要か?

それらも頭の中だけでなく紙に書き出して可視化しましょう。

入ってくるお金はどれくらい?

次に入ってくるお金を考えてみましょう。
・正会員、賛助会員の年会費はいくらくらいになりそうか?
・参加者から参加費をいくら徴収するのか?
・その事業(イベント)には行政からの補助金が出るのか?
・企業などからの協賛金はもらえないか?

などなどこちらも紙に書き出します。

事業計画書は毎年必要、初年度でつくり方を覚えよう

頭の中であれこれ考えているだけですと結局、良く分からなくなり「事業計画書は難しくて書けない」となってしまいます。しかし、ひとつひとつ紙に書き出していけば、どこで何をしてどれくらいのお金の出入りがあるか分かるようになります。

事業計画書というと何かすごく難しいことをしなければならないのかと、先入観をもってしまうかもしれませんが、紙に書いたメモの内容を清書すれば良いのです。予算書との整合性も考えなければなりませんが、まずは実際に頭のイメージを紙に書き出して、可視化してひとつひとつ作り上げてみてはいかがでしょうか。

時間と労力はかかりますが、この作業なくしてNPO法人は設立できません。これから事業を行っていくにあたり、やりたいことを紙に書き出し数字に慣れるいい機会ではないでしょうか。なにせNPO法人を設立したら毎年、必ず事業計画書、活動予算書を作成しなければならないのですから。ぜひ真剣に取り組んでみてくださいね。

 

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この記事の著者

NPO専門行政書士

NPO専門行政書士 東 真稔(ひがし まさとし)昭和53年5月25日生まれ 愛知県出身。

社会人時代にNPO法人の運営に長年携わっていた経験を活かし、現在は石川県金沢市にてNPO法人、一般社団法人で社会起業を目指す方々を行政書士の立場から支援している。また、金沢の大学にて「大学生が3年間かけてやりたいこと・なりたいものを見つけるキャリアアップ講座」の非常勤講師を担当。幅広い分野で活動中。

趣味はサッカー観戦、娘と公園やカフェでデート、風景画。

東真稔オフィシャルブログ「NPO専門行政書士の歩み☆毎日がSailing Day」更新中。