NPO法人は非営利だけど収益を上げても良い

NPO法人の収益

NPO法人は非営利活動法人だから利益を出してはいけない! 儲けるなんてとんでもない! 本当にそうでしょうか。収益を上げてはいけないのならNPO法人は潰れてしまいますよね。「非営利」という言葉に非常にたくさんの方々が惑わされてしまっています。この記事をお読みいただきその誤解を解いていただければ嬉しく思います。

「非営利」の意味

これは誤解されていらっしゃる方が非常に多いので、この記事をお読みいただいた方は是非正しく理解していただきたいと思います。一般的に株式会社などは利益を追求する「営利」企業に当たります。これは皆さんイメージしやすいと思います。それでは「非営利」とは逆に利益を出してはいけないということでしょうか?

その「非営利」という言葉が大きな誤解を生んでしまっています。「非営利」とは事業で上がった利益を、またその次の事業活動に資金を投入するということ。つまり非営利とは、株式会社のように利益を株主に配当するなど分配することを目的としてはいけませんよという意味です。上がった利益はちゃんとNPO法人の事業に充ててくださいという意味なのです。

ですからNPO法人は非営利団体ですが、利益を上げること自体に何の問題もありません。問題がないどころかしっかりと利益を上げなければNPO法人が潰れてしまいますよね。NPO法人は任意のボランティア団体ではないのです。世間から誤解されがちですが、しっかりと利益を出して、そしてその資金を事業に投資してより質の高いサービスを提供していくことが望ましい姿と言えるでしょう。

一般市民の正しい認識が背中を押す

一般的にNPO法人の事業は行政サービスが手薄な分野や営利企業では採算が合わないため参入しづらい分野であることが多くなっています。NPO法人にしか出来ないニッチなサービスを必要としている人たちがいます。必要としてくれる人たちのためにも、一時的な活動ではなく継続して事業を運営していくためにはしっかりとした資金繰りが必要です。

「NPO法人はボランティア」「NPO法人が儲けるのは悪」そんな間違った認識がNPO法人の積極的な活動の妨げになることもあります。私たち一般市民が「非営利」の意味を正しく認識することで、誰もがNPO法人の背中を押してあげることができるのではないでしょうか。